2016年12月4日、安全登山フェスタ2016(主催:チーム安全登山、会場:毎日ホール)に行ってきました。
安全登山について考えるこのイベント、イラストレーターの鈴木みきさん、山岳専門の気象予報士猪熊隆之さん(ヤマテン代表)を始めとする豪華なゲストを迎えてのトークショーがありました。
イベントの合間にみきさんと猪熊さんのサイン会がありました。お二人の著書にサインをいただけて大満足〜!
長野県警山岳救助隊副隊長 弦間将樹さんのお話は、現場の生の声が聴けてとても興味深かったです。
興味を持ったところだけですが、まとめるとこんな感じです。
- 救助費用の負担額の平均約120,000円。
山小屋などからの民間救助隊の協力を得ると100万円を超えることもある。ヘリは県警所有の2台を使用し、民間ヘリを使用することはほとんどない。「ヘリを要請すると何百万も請求される」というのは過去の話になったとのこと。
- ヘリは30分ほどで松本から急行可能。
ヘリの定員は15名程度だが、高所でホバリング(空中静止)による救助は難易度が高く、できるだけ機体を軽くする必要性があり、燃料も最低限しか積んでいない。救助時の最大乗員は4〜5名を想定。そのため要救助者の同行者は搭乗できない。
- ヘルメットを着用していれば生存率は大きく上がる。上高地〜奥穗高間なら、横尾からの着用を推奨。
長く山登りを続けるためにも、「脱初心者~!」と慢心せずに、日頃から『安全登山』を心掛けるようにします。