しろくまの宝箱

Wondertrek’s diary

回想録|山形遠征 Prat 1:月山をあきらめて@出羽三山神社 2017.5.28

新コロナウィルス感染症による非常事態宣言により自粛生活が続いており、山歩きとはご無沙汰になっています。そこで未公開だった記事の下書きを完成させましたので、今更ですが公開いたします。

※記載内容は2017年5月時点のものです。

いざ出発!

2017年5月28〜29日に、百名山ピークハントのために山形遠征に行ってきました。

地方遠征なのに行き先の決定が前日の夜という素晴らしい計画性。限られた時間で装備と車中泊地を決めました。夜の東北道をひた走って日付が変わった頃、この日の車中泊地「寒河江SA」に到着です。

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0時を過ぎると人気がないサービスエリア

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起床後も車はほとんど無し

月山を目指すも…

この日は月山登頂の予定でしたが、寒河江SAを出発すると雨が降り始めてきました。とりあえず「月山スキー場」の駐車場に行ってはみたものの、天候が快復しそうもないので登頂は断念することにしました。月山は夏スキーが7月頃まで楽しめるそうで、まだ雪が多く残っていることもあるので無理は禁物です。(結局、写真も撮らず、駐車料金払ってトイレを借りただけ…)

雨の場合のプランは用意していなかったけども、相方が気になっていた羽黒山の「出羽三山神社」へ向かいました。

mtgassan.gassankanko.jp

 

出羽三山神社

羽黒山(出羽神社)、湯殿山(湯殿山神社)、月山(月山神社)は「出羽三山」と呼ばれ、古くから修険道の山とされています。三山全体がパワースポットになっているようです。

出羽三山神社は羽黒山の山頂にあります。山頂までバスで行けるコースもありますが、車で移動中に雨もやんできたので、ふもとから山頂を目指すことにしました。

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山門をくぐると、滝あり、杉の巨木あり、五重塔ありと見所が多くあります。

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祓川と須賀の滝

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羽黒山の爺すぎ

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国宝 羽黒山五重塔

五重塔を過ぎると、山頂までの石階段が始まります。一の坂、二の坂、三の坂と3回の急坂が出てきます。雨上がりは滑りやすいので注意が必要です。中間地点には「茶屋」もあるので休憩もできます。

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途中には損壊した社殿がありました。あとで調べて見たところ、この神社は「埴山姫神社」といい、数日前の強風で倒れた杉の木の下敷きになってしまったそうです。

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www.dewasanzan.jp

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石段を登り終えると鳥居が現れて、出羽三山神社の本殿に到着。想像していた以上に立派な建物です。

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参拝後は来た道を戻って駐車場へ。このとき、石畳の写真を何枚も撮っている人がいたので帰宅後に調べて見るとこんな秘密が…。事前に知っていれば違った楽しみ方もできましたね。

www.dewasanzan.jp

 

湯殿山神社 

下山後は折角なので「湯殿山神社」にも参拝することにしました。湯殿山に到着すると再び強い雨が降ってきました。駐車場から御神体のある神社までは、徒歩で約30分とのことですが、雨には勝てずにバスを使用することにしました。

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湯殿山神社については「語るなかれ」「聞くなかれ」と言われており、「湯殿山神社本宮は写真撮影禁止」という厳しい戒めがあります。そのため詳細は割愛させていただきますが、他ではできない未知の体験ができました。

この後は、明日の蔵王熊ヶ岳登頂に向けて移動を開始。天童でお風呂と食事を済ませました。

 

天童最上川温泉ゆぴあ

雨に濡れたこともあって少し早い時間だけどお風呂にすることに。ルート付近の日帰り温泉を調べると入館料300円の破格な安さの施設が見つかりました。「安かろう、悪かろう」ということはなく、とてもきれいで大きな施設でした。天童市の市民保養施設だからこの価格で運営できるのですね。近所にあったら通ってしまいそうです。

yupia.com

 

鶏中華:水車生そば

お金も時間もあまりありませんが、折角なので山形ならではのものを食べることにしました。調べたところ「鳥中華」と呼ばれる麺料理ががあるとのこと。そこで立ち寄ったのは「鳥中華」の元祖といわれる「水車生そば」です。
鳥中華は、もともと山形のお蕎麦屋さんの賄い食に由来しているそうです。和風の出汁に中華麺、具材には蒸し鶏・天かす・刻みのりが載っていて、味の決め手として胡椒が振りかけられています。

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正直なところ期待はしていなかったけど、これがとても美味しくて大盛りを頼めばよかったと後悔しました。

www.suisyasoba.com

※スーパーで鳥中華のカップ麺を売っていたので購入しました。上手に味を再現していると思います。でもご当地で食べるのが一番美味しいです!

食後は「道の駅 村田」まで移動して、車内でiPadに持ち出した「イッテQ登山部 マッキンリー編」を見ながら夜は更けていくのでした。

muratamachi.info

 

後編へと続きます。