GW前半戦の4月27~28日に、百名山攻略遠征として「伊吹山」と「荒島岳」に行ってきました。
この連休、当初は日帰りで伊吹山のみ登頂する予定でした。ですが、運良く連休初日の前日に休暇を取得できたので予定を変更。伊吹山から比較的近くて、標高も同じくらいの荒島岳もついでに登頂することにしました。
地方遠征で2座登頂するときは疲労度を考慮して、運動量の多い山と少ない山を組み合わせています。ですが今回は2座とも単純な標高差で1,000m以上あります。感覚的には塔ノ岳(大倉尾根)を2日連続で登るようなものなのです。しかも前回の三ツ峠登山からは1週間も経っていません。体力的な不安を残したまま、出発することになりました。
車中泊地(0日目):岡崎SA
仕事からの帰宅後、あわただしく準備を行って22時半に海老名を出発。伊吹山の登山口までは約360kmの道のりです。とてもじゃないが眠くてそこまで運転できそうにありません。この日の目的地を第二東名高速の岡崎SA(約245km地点)にして車中泊、残りを翌朝に移動することにしました。
事前の調べだと、「乗用車とトラックの駐車スペースは別れていて、トラックのアイドリング音に悩まされることなく就寝可」とのことでした。しかし、現実はかなり違っていました。乗用車用スペースまでトラックが溢れかえっていて、私達が停めるスペースもないほど。空きスペースをみつけ、アイドリング音に囲まれながらも何とか仮眠をとりました。
登山口へ移動
岡崎SAにはセブン-イレブンがあって、ここで朝飯と昼食を調達。本当に便利になりました。6時頃に出発して、名神高速の関ヶ原IC方面へ向かいます。
三之宮神社近くの民間駐車場(400円)に車をおかせてもらいました。平日の早朝ということもあってガラガラです。管理人宅の玄関まで行って料金を支払いました。
伊吹山
伊吹山(いぶきやま、いぶきさん)は、滋賀県米原市、岐阜県揖斐郡揖斐川町、不破郡関ケ原町にまたがる伊吹山地の主峰(最高峰)標高1,377 mの山である。一等三角点が置かれている山頂部は滋賀県米原市に属し、滋賀県最高峰の山である。山域は琵琶湖国定公園に指定されている。
登山口~三合目
三之宮神社前の公衆トイレで身支度を整えます。(下山後は神社の前に靴洗い場があります。)
神社で参拝後に登山口へ。
登山口の前にはインフォメーションセンターがあります。外のホワイトボードで、登山道の情報が得られます。
登山口から一合目までは、木々に覆われたルートを歩きます。新緑が眩しいです。
約30分ほどで1合目に到着。2008年に閉鎖された伊吹山スキー場の跡地です。今はパラグライダースクールが営業しています。下山時には登山口にいた犬(ラブ)がここにいました。
ここからは元ゲレンデの脇を登っていきます。
3合目は今は稼動していないゴンドラの終点になってます。公衆トイレもあるので、ここで一休み。
このあたりまで登ってくると伊吹山の山容を見ることができます。ですが山頂付近には雲が掛かっていて、その様子を知ることができません。この日の天気予報は「曇りのち晴れ」、後半に良くなることを期待して登っていきます。
三合目~九合目
明日のことも考えてペースをいつもより落とし、「体力温存作戦」で登っていきます。
六合目の手前にある避難小屋は石造りです。なんとなく「ハイジ」の世界を感じました。
七合目位まで登ると、ようやく雲が少なくり、琵琶湖の輪郭が徐々に見えてきました。何となくテンションUPです。
つづら折れの登山道を黙々と登っていきます。よく整備されていて、とても歩きやすいのが救いです。
八合目を過ぎたあたりからは少しキツイ傾斜になります。今までが歩きやすかったから、余計にそう感じるだけかもしれません。冬期はこの斜面を直登するそうなので、それに比べたら楽なものです。
山頂は別世界だった
ほどなくして山頂に到着しました。
ここには「日本武尊」像が祀られています。
Google先生はとても優秀なので「にほんぶそん」で検索しても、ちゃんと「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」を提案してくれますよ。
山頂には茶屋が想像以上にひしめきあっていて驚きました。そういえば、先日登った三ツ峠山も、標高の割に山荘が多かったですね。
「伊吹山頂」の看板から少し離れたところに「一等三角点」を発見。ここが本当の山頂のようです。危うく最高地点を踏み逃すところでした。
山頂を覆っていた雲も、「スッキリ」とはいかないまでも、何とか周囲を見渡せるくらいまでになっていました。なかなか気軽に来れる山ではないので、ありがたいものです。ただ残念なことにこのあたりは土地勘がなくて、見えている山の名前がわかりませんでした。
さっきまでガラガラだった山頂ですが、ちょっとの時間差でこの混雑っぷり。自動車で九合目まで上がってこれるの観光地なので、これも当然ですかね。
下山は忍耐
下山は琵琶湖を眺めながら、来たルートを戻ります。
8合目よりも下は緩やかで歩きやすいので、膝痛持ちの私でもストックなしで登山口まで戻ることができました。ただ、一度通った道を2時間近くも戻るのは飽きてしまうのがつらいところです。
温泉
下山後は、駐車場から10分もかからずにたどり着ける「いぶき薬草湯」で汗を流しました。入場料も600円とリーズナブル。ただし洗い場の数が少ないので、休日の混雑が気になるところです。
いざ福井県へ
風呂上りにゆっくりすることもなく、北陸自動車道を通って福井を目指します。途中、一瞬でしたが敦賀湾が見えた所があって、ずいぶんと遠くまで運転してきたということを実感しました。
1時間も高速道路を走っていると、適度な疲労感と風呂上がりということもあって半端じゃない眠気が襲ってきました。あと30分も運転すれば目的地に到着できる所までは来ていたものの、危険を感じたので南条SAに立ち寄って、冷たいものを飲んでリフレッシュ!その後は無事に丸岡ICにたどり着けました。
夕食は人気店「大宮亭」
高速を降りた時点で18時を回っていました。夕食を何にするか悩んだのですが時間の都合もあったので、丸岡ICを降りてすぐの蕎麦屋さん「大宮亭」に入りました。広い駐車場が用意されている人気店のようですが、連休前の平日とあってガラガラでした。
丸岡名物の「二八そば」と「ミニソースカツ丼」がセットになった「丸岡二八そば膳」を注文しました。大盛りを頼むと同額でそばとご飯の両方を大盛りできました。満腹!
車中泊地:道の駅 禅の里
丸岡ICからは約30分の距離です。車中泊する車はほとんどないかと想定してましたが、キャンピングカーが多く停まっていました。道路から近い場所でしたが、交通量も少なくてなかなか良い環境。今回の旅に間にあせて作成した車中泊ベット(試作版)の出来も良くて、ぐっすりとよく眠れました。(このベットの作成記は、また別の機会に)
翌日の「荒島岳編」に続きます。
GPSデータ
GPSログ解析
開始日時 | 2018/04/27 07:47:30 | 終了日時 | 2018/04/27 13:44:58 |
水平距離 | 11.61km | 沿面距離 | 12.13km |
経過時間 | 5時間57分28秒 | 移動時間 | 4時間31分18秒 |
全体平均速度 | 2.04km/h | 移動平均速度 | 2.54km/h |
最高速度 | 5.49km/h | 昇降量合計 | 2213m |
総上昇量 | 1116m | 総下降量 | 1097m |
最高高度 | 1376m | 最低高度 | 237m |
区間解析
地点名 | 通過時刻 移動時間 |
積算距離 区間距離 |
平均速度 | 標高 獲得標高 |
平均勾配 |
---|---|---|---|---|---|
登山口 | 07:47:30 | 0.00km | 228m | ||
01:05:46 | 2.61km | 2.4km/h | ↑490m ↓0m | 19.41% | |
三合目 | 08:56:04 | 2.61km | 745m | ||
00:32:21 | 1.41km | 2.5km/h | ↑206m ↓0m | 15.04% | |
避難小屋 | 09:36:47 | 4.03km | 976m | ||
00:57:47 | 2.11km | 1.9km/h | ↑375m ↓0m | 18.88% | |
伊吹山_山頂 | 11:18:01 | 6.13km | 1376m | ||
00:44:31 | 2.03km | 2.4km/h | ↑0m ↓393m | -20.49% | |
避難小屋 | 12:29:46 | 8.16km | 980m | ||
00:23:08 | 1.34km | 3.5km/h | ↑0m ↓205m | -15.67% | |
三合目 | 12:53:55 | 9.50km | 745m | ||
00:47:45 | 2.63km | 3.3km/h | ↑0m ↓480m | -19.19% | |
登山口 | 13:44:58 | 12.13km | 227m |