2019年12月1日、西丹沢エリアの檜洞丸に行ってきました。久々の山歩きネタです。
早いものでもう師走。2019年にあと何回山歩きができるのでしょうかね。
スタート地点の西丹沢ビジターセンターで身じたくを整えていると、ポツリと雨が降ってきました。出発して間もなくやんだけど嫌な出だしです。
檜洞丸の山頂方面は雲の中。今日も景色を拝めずに、ただこなすだけの山歩きになりそう…。
ゴーラ沢までの平らなルートには、まだ紅葉が残っています。でも薄曇りの光では感動も少ないかな?!
ゴーラ沢の渡渉は本当に苦手。はじめてストック無しで挑戦してみたけど、相方に「産まれたての仔鹿みたい」と笑われる始末。悲しい…。
ツツジ新道はあいかわらずの急登。ここに差し掛かるとめっきりと写真の数が少なくなるのがいつものこと。
標高1,400mを超えると、数日前に降った雪の名残りが出てきました。滑り止めは全く必要ありません。
急登を登りきると木道エリアに到着。新緑のシーズンはとてもきれいだけど、今日のようなモノトーンの世界だと全く興味ありません。
山頂はガラガラ。私達以外に3人しかいないことがひと目で把握できます。冷たい強風にさらされながら、とっととおにぎりを食べて下山することだけを考えます。
2個目のおにぎりに手を付けたとき、突然目の前に青空があらわれました。強風で雲が一気に流されたようです。
青ケ岳山荘まで下りると丹沢山・塔ノ岳方面までよく見えます。冬に入って空気が澄んだせいか、とてもクリアー!
下山して木道のあたりまで戻ってきたら、富士山・南アルプスが顔を出しましたよ。主役は遅れてやってくる!やっぱり富士山が見えるとテンションあがるよね。ちょっと進んでは止まっての繰り返しで、下山が全くはかどらない〜。
明るい日差しのおかげで紅葉も美しく輝いていてみえます。往路とはまったく違った景色です。足どりも軽いのだけど、ゴーラ沢ではやっぱり産まれたての仔鹿のように渡渉する…。
こんな逆転劇があるから、苦しくても、天気に恵まれない日でも山頂を目指してしまうのかな。この感動をまた味わうために、こなすだけの山歩きをひたすら続けていくのです。