久々の更新となります。天気に恵まれなかったり、スケジュールが合わなかったり、膝を痛めたりで9月は1度も山に行きませんでした。ひと月丸々と山歩きしなかったのは、6年間のキャリアで初のことです。いつまでも休んでいるわけにもいかず、膝と体力の回復を目的に草津へ向かうことにしました。
草津白根山(2,160m)
日本百名山の1つです。活火山でもあり噴火警戒レベルが設定されていて、山頂まで行くことができません。2017年6月にレベル1に引き下げられ、「草津白根レストハウス」の駐車場が使えるようになり、「湯釜」を望む展望台まで行けるようになりました。
また「草津白根山」と称した場合は、白根山・逢ノ峰・本白根山の三山の総称とする説もあり、その場合の最高峰は本白根山(2,171m)となります。
行程
前日の22時に自宅を出発し、相方をピックアップして草津へ向かいます。ただし草津周辺は車中泊できる駐車場が少ないとの事前情報があり、草津白根レストハウスまで1時間弱で到着できる「道の駅 あがつま峡」で車中泊です。
翌朝、ルート上のセブンイレブンで朝食をとって、8時半頃に駐車場に到着しましたが、かなりの混雑。9時過ぎには駐車場に入れなかった車が県道上に並んで渋滞が発生してました。
レストハウスの駐車場から展望台までは約20分。大半がコンクリートで整備されており、ハイヒールで登っている女性もいるほど。我々も「山を舐めてはいかん!」と思いつつも、空身でペットボトル片手に登ってしまいました…。
登山道(?)の途中で振り返ると、遠くには北アルプスの山並みがよく見えます。五竜岳や鹿島槍も8月に苦労して登っただけあって、一発で見つけることができました。
展望台はまだ早い時間にも関わらず多くの人がいます。湯釜に湛えられた水は何とも不思議な色ですがとても綺麗!火山ガスの成分が水に溶け込んで、ph1.0という強い酸性の水になっているのが原因のようです。蔵王の「お釜」とはまた違った色です。
柵の向こうには山頂に向かう道が見えますが、今回は諦めます(監視員らしき人もいますし…)。
本白根山まで行きたかったのですが、夜には神奈川まで戻る必要があったので、今回は逢ノ峰までピストンし、弓池を1周して駐車場まで戻ってきました。本白根山の登頂は、白根山が山頂まで行けるようになったときに再訪することとしましょう。
さて駐車場を出ると反対車線では駐車場待ちの縦走が数kmに渡って続いています。「最後尾は明るいうちに停められるのか?」と心配しつつも、我々はすいている道ををスイスイと下って草津の温泉街へ。車中でスマホで調べて「大滝乃湯」で日頃の疲れや痛めた膝を癒やしました。
そのあとは折角なので一番の見どころの「湯畑」を見物に。こちらのお湯の色も見事なエメラルドグリーンでした。
お腹もすいたので何故かパスタでランチをとり、デザートに老舗の「本家ちちや」で蒸したての温泉まんじゅうをいただいて、15時半頃帰宅の途につきました。走り慣れていない関越道は大渋滞で、相方を送り届けたりしたのもあって自宅に着いたのは22時。前日からの24時間で12時間以上を運転に費やすという過酷な山歩きでした。
感想
草津の白根山は、誰でもお手軽に百名山登頂数を+1できる貴重な山です。家族・友人と登って、百名山巡りに引き込むきっかけとして絶好の場所だと思います。
白根山はたくさんの汗をかくほどの運動量ではないけれど、じっくり温泉に入って逆にたくさんの汗をかいて心身をリフレッシュするのもいいですね。
参考データ
車中泊情報
道の駅 あがつま峡(標高:485m)
- 草津周辺の駐車場は、利用者のマナーの悪さから車中泊禁止の駐車場が多いとの情報あり。そのため確実に車中泊できる道の駅を選定
- 道の駅 八ツ場ふるさと館(標高:625m)は車で10分程度しか離れていないけど、より草津に近い方が混雑すると想定してあがつま峡泊とした。
- 駐車場奥のドッグランに併設している場所が、車の出入りがなくて静かと思われる。
- 草津白根レストハウスの駐車場までは1時間弱
GPSデータ
開始日時 | 2017/10/08 08:43:25 | 終了日時 | 2017/10/08 10:58:47 |
水平距離 | 4.06km | 沿面距離 | 4.13km |
経過時間 | 2時間15分22秒 | 移動時間 | 1時間31分29秒 |
全体平均速度 | 1.83km/h | 移動平均速度 | 2.71km/h |
最高速度 | 5.69km/h | 昇降量合計 | 356m |
総上昇量 | 173m | 総下降量 | 183m |
最高高度 | 2120m | 最低高度 | 2004m |