GWの最終日、道路の混雑を考えると遠出はウンザリなので、地元丹沢の大山三峰山へ行ってきました。
清川村役場向かいの「道の駅 清川」に駐車して出発。10分程度で登山口に到着。塩と忌避剤があるようです。
先へ進むと細い登山道を進むことになります。危険と言われる尾根道よりも怖かったです。
初級者お断りの看板があり、この先の険しさを物語っていますが、それと相反するようにいい感じの道が続きます。
またもや看板の登場。さすがにこの辺りからハシゴや鎖(手すり)が増えてきて、難易度が上がってきました。
尾根道に出ても、新緑の木々に遮られてなかなか周囲の様子をうかがえません。
時より視界が開けると、目の前には丹沢主脈の素晴らしい稜線が広がります!
左から塔ノ岳、丹沢山、はっきりわかりませんが奥は蛭ヶ岳でしょうか?
塔ノ岳にカメラを向けて、最大望遠にすると尊仏山荘が確認できました。
三峰山山頂までラストスパート!
ガリガリに痩せた尾根が続きます。
所々に咲いているシロヤシオがとても綺麗です。
事前の調べによると、三峰山は北峰・中峰・南峰(山頂)から成るとのこと。そんなことを忘れてガシガシと登っていたら、いつの間にか山頂でした。「三峰」を冠する山なのに、うっかりしていました(汗)
山頂に展望はなく、山頂標とベンチが1つあるだけです。山頂を独り占めして、おやつタイム!今日はお気に入りの「輪切りレモン」です。
ここで下山ルートについて考えました。
選択肢は3つ。
1. 来た道を引き返してピストン
2. 不動尻経由でスタート地点に戻る
3. 大山まで行って下社、または蓑毛へ
悩んだ結果、来た道を下りで使うことに不安を感じたのと、不動尻から2時間も沢沿いを歩くのも退屈そうに思えたので、大山まで行って安全なルートで下山することに決めました。滑落してもだれも助けてもくれないですからね。
ただ、大山に行くには破線ルートを通らなければならないのが少し気掛かり…。
破線ルートを慎重に進んでいいましたが、案の定というかコースを少し外れてしまいヒヤッとしました。GPS受信機を持っていて良かったです。
その後は、標高差400mほど登り返して大山山頂に到着!お昼時の山頂は大混雑でした。この様子だとバスも大混雑が想定されたので、すいてそうな蓑毛バス停を目指しました。
蓑毛へのルートは初めて通りました。歩きやすいのですが膝へのダメージが蓄積して、左脚をかばいながら歩くハメになってしまいました。
何とか蓑毛バス停に到着、トイレに行っている間に来た秦野駅行きのバスに乗ることができました。
このあと電車・バスを乗り継いで、道の駅に停めた車を回収して家路につきました。
大山三峰山は噂に違わぬスリルに満ちた山でした。とは言っても、危険な場所にはしっかりとした手摺りやハシゴ、その代わりとなるような木があるので、体を確実に保持すれば安全に登れると思います。
三峰山単体では、山頂での展望がないので物足りないかもしれません。大山とセットで縦走することで満足感が飛躍的に高まると思うのでお勧めです。(ただし、破線ルートを通るので、それなりの経験がある方のみですが・・・。)
バスを利用して訪れる場合は、「土山峠」バス停で下車して辺室山を経由してくるとより良いルートになりそうです。
静かな山歩きをしたいときには、再訪したいと思います。